僕の楽曲を聴いてくれるみんな、ありがとうございます。 『どうやって作ってるの?』と聞かれることがあるので、僕が作っている制作環境や作り方について紹介したいと思います。僕が個人で作る楽曲は、AIで作った歌詞をただAIで出力した曲ではなく、自分で作った詞と、AI。そして僕のこだわりによってできています。もし興味があれば、やり方を真似して自分だけの曲を作れるように書きました。
記事を書いていると長くなっていったので、【準備編】【歌詞編】【作曲編】【編曲編】【動画編】に分けました。
今回は制作に使用している機材等を紹介します。
使用機材について
僕のやり方だと最低限必要な機材とソフトがあるので紹介します。
AIで作曲して、それをそのまま公開したりするだけならスマホだけでも作れるし、やろうと思えばスマホだけでもアレンジして作ることはできますが大変です。
これから書く内容は全てパソコンを使った方法です。
制作の心臓部:パソコンの準備
僕の作ってる音楽は、最終的に調整編集するのでパソコンは必須です。 僕の場合動画も自分で作るので、スペックが高めのPCを使っています。
今僕が使ってるパソコンは売られていませんが、スペック的にはこれくらいのやつを使ってます。
CPU、メモリ、グラフィックボードの水準が高いPCをオススメします。
今僕がかうならこれ
デスクトップPCのほうが拡張性も高く、高性能なのが多くていいのですが、打ち合わせでそのままパソコンを持っていって作業することもあるのでノートPCを好んで使っています。
ソフトの準備
世のDTMerと呼ばれる作曲家やアーティストの人たちはいろんな機材やソフトを持っています。 僕も最初は真似事のように、必要だと言われる機材やあったほうがいいと言われるソフトは買ってきましたが、正直きりがないくらいにお金が吹き飛んでいきます。
また、極端な話パソコンさえあれば、ソフトも無料の範囲でいい感じのものも作れるし、技術さえあればどうとでもできたりします。
ですが、僕は知識も技術も乏しい状態で始めたので、ある程度お金をだしたら、機能が技術を補ってくれる事がわかったので、そういうものには投資したらいいかなと思っています。
そのオススメで且つ、自分がほぼ毎回使っているソフトを以下に載せます。
AIボーカルを自分の好きな声にする:SynthesizerV
正直ボーカルやソフトについては好みがあると思いますが、簡単にいい感じに謳ってくれて、歌声も沢山あるSynthesizerVを僕は好んで使っています。
一応他にも初音ミクV4Xやら、Cevioの東北きりたんなども持っていますが、手軽さや商用利用などの観点からほぼ使っていません。
これを買えば歌声データベースも1つ手に入って、機能制限のない本体ソフトを手に入れる事ができます。
僕は活動初期の頃、花隈千冬の歌声DB(https://amzn.to/4mgLC3F)を購入して、ソフト本体は機能制限版を使っていました。
そのほうがお金かからないのでと思って使ってたんですが、ソフト本体も買ったほうが絶対いいです。オーディオのMIDI変換が秀逸で、メロディの自由度が格段に上がります。
他にも、AIが出力したボーカルのメロディが少し違うなと感じた時でも、このソフトを使えば簡単に修正できます。また、ボーカルのメロディラインを自分でイチから作りたい時にも、他のソフトを使うよりも断然入力効率が変わります。
他にも豊富な機能がありますし、今の僕はこの機能に頼り切ってボーカルのメロディラインを作っていると言っても過言ではありません。
僕が別の音楽グループでオリジナルの作曲をするときですが、鼻歌を録音してそれをPCに読み込んで、それをMIDI化させてから歌ってもらうようにしています。
音楽スキルが高い人はイメージを音階にしてマウスで入力したり、ピアノで入力する人もいると思うんですが、僕はそれでやろうとするとものすごく時間がかかってしまうので、この鼻歌を音階にするというのは昔からかなり試行錯誤しました。
ちなみに今SynthesizerVは2が出ており、音声データベースも2に切り替わっていってる最中です。花隈千冬も2025年9月現在ではV1だけですが、来年にはV2が出るみたいなので、これから初めてみようと思う人はV2になってるやつ買っておけば勝手にいい感じに歌ってくれます。
楽曲を『加工』するスタジオ:DAWソフト
編集ソフトも無料から有料まで様々なソフトがあるのですが、僕は初音ミクV4Xを使っていたときの流れでstudio one Professional 6を使っています。
どのソフトを使ってもいいとは思うのですが、外部の音源やプラグインというものが使える事が重要なので、それが使えれば正直なんでもいいです。
ただ、studio one Professional6はコード解析など便利な機能があります。
音楽を編集する際に音源も自分で作っていくときには便利ですし、他にもいろんな機能があるのでオススメです。
ですが、今現在studio One professionalはバージョンが7になりまして、そこから月額課金制になってしまいました。僕はそれが嫌なので6を使っています。
音楽の質を上げてくれるDAWプラグインソフト
僕にとってあともう一つ最低限必要なソフトがあります。 izotope社のozone11です。今は12がでています。
そしてこれにはElementとstandardとAdvanceっていう3種類があります。
正直スタンダードもアドバンスもめちゃ高いです。そして、音質にすごい特別なこだわりが無ければ僕は下位ランクの比較的安めなElementsで十分だと思っています。
ozone10を使っている時はスタンダードを使っていましたが、ozone11になってからはエレメンツを使っています。
使い方はいろんなyoutubeで調べたらすぐでてきますし、超簡単に音圧を上げてかなりいい感じにしあげてくれます。
あったらいいというレベルのもの
僕の作る作品のクオリティについてはほぼ上記のものを揃えるだけで作ることができます。
僕は初めて自分で音楽を作ろうとしていたとき、当初はまだ音楽生成AIなんてなかったので、自分でなんとかオリジナルの曲を作りたいと思って、ネットの情報を漁って、持ってたらいいと思うものを予算の許す限りで買っていきました。
例えばこれ
Edifier MR3 スタジオモニタースピーカー
オーディオテクニカ ATH-M20xプロフェッショナルモニターヘッドホンとか
KORG(コルグ) MIDIキーボード microKEY2 Air DTM/25鍵盤もかった
モニタースピーカー、モニターヘッドフォン、オーディオインターフェイス、各種音源から、Midiキーボード、その他いろんな楽器等々。
ですが、AI作曲なら全部いらないです。
そりゃモニタースピーカーやヘッドフォンがあれば音の粒とかがノーマルイヤフォンとかに比べてわかりやすいし、細かな調整はできると思いますが、すごく音に拘りがあって技術の高い人だったら僕みたいなAIの使い方とかしないだろうなと。
僕は音のチェックは多くの人が使っているであろうiphoneのスピーカーやiphoneイヤホンでチェックして作っています。
あったらいいというアイテムは沢山あるんですが、別の機会に紹介したいと思います。
終わりに
自分が使っている制作環境を、とりあえず今はこれだけあればいいなと思うものだけ紹介しました。
環境が整えば次はコンセプトやら歌詞づくりに入りますが、それは次の記事で書きたいと思います。
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